2020/05/28 19:14
現代詩を歌うグループ「DiVa(ディーバ)」。
バンマスの谷川賢作さんは素晴らしい音楽家でピアニスト。
幼い頃から家には詩集があふれていたと思いますが、
ほとんど詩を読むことはなかったとか。
音楽の道に進み、活躍する中、
ある時俊太郎さんの詩集『よしなしうた』を手にとって、
「歌うために書かれたのではない詩」に曲をつけました。
これを歌える人がいないか?という賢作さんの言葉を受けて、
ベースの大坪寛彦さんが連れてきたのが、高瀬“makoring”麻里子さん(通称まこりん)。
まこりんは「これは私が歌いたい」と思い、
賢作さんは「うまいねえ」と言い(笑)。
それが、DiVaの始まりです。
結成してもう20年以上が経ちますが、最初の頃のアルバムを聴いても
色褪せない感動を持てるのは、
まこりんが言葉を大切に届けているからであり、楽曲がオリジナリティに溢れ
言葉に寄り添い、時には言葉をより届ける音色になっているから。
デビューアルバムから聴いていただきたい!と思うのですが、残念ながらすでに廃盤。
その代わり、昨年に発表されたアルバム『よしなしうた』は、
DiVaの原点とも言えるアルバムに仕上がっています。
また、アルバム『七等星』は、とあるプロジェクトのために作られた作品ですが、
賢作さんの柔らかでキラキラした音楽と、俊太郎さんの朗読を味わえます。
「聴いているとリラックスして心地よくなっちゃう」というお客様がとっても多いです。
どのアルバムも、休みの日に、どっぷり聴き入っていただきたい作品です。