2020/05/20 16:18

谷川俊太郎さんは、詩人として数多くの詩集を出しているほか、

絵本(書き下ろし、翻訳どちらも)やエッセイ、対談集など
本当に数多くの著作があります。

それらに少しずつ触れていくことで、何か一貫したものを感じることができます。
(できると思います)

インタビューを受けた本もたくさんあるのですが、
その中から、俊カフェでもオススメしている2冊をご案内。

★『ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る』
(ナナロク社)
これは、俊太郎さんが編集者として唯一親友と呼ぶ山田馨さんとの対談集。
俊太郎さんの代表的な詩集から、さらに山田さんが選んだ詩について、
お二人が赤裸々に語っています。
俊太郎さんと公私とも仲が良く、酸いも甘いもそばで見てきた山田さんだからこその
詩を読み解く言葉や、所々に入ったコメント、囲みエッセイなどが
本当に読み応えたっぷり。
俊カフェ店主・古川のバイブルです。

★『詩人なんて呼ばれて』(新潮社)
こちらは、尾崎真理子さんが時間をかけて俊太郎さんにインタビューをし、
書き上げた、非常に読み応えのある1冊。
尾崎さんによる解説と、俊太郎さんとの対談が交互に編まれ、
こちらも俊太郎さんの人となりに触れることができる本です。
俊太郎さん曰く
「これは、僕の父の話から入っている珍しい本」

どちらも、非常に厚さがあり、価格も「お手頃」とは言えませんが、
持っていてぜったいに(と断言しちゃいます)良かったと思える本です。

21日までの10%オフの機会に、ぜひご利用いただけたらと思います^^



そして、お客様からもご要望のあった講談社の青い鳥文庫『たったいま』も
本日入荷しました!
小中学校生向けと書いてはいますが、(他のジュニア向けのものも全てですが)
俊太郎さんの詩集は、年齢に関係なく響くものがあります。
特に「子ども向け」と謳っている詩集は、大人にこそ
何か深く沁み渡る言葉があるように感じます。